あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

投票率23.76パーセント!

昨日が投票日だった埼玉県知事選の投票率が23.76パーセントで、知事選での全国最低の記録を更新したそうだ。4人中3人以上が投票に行かない。これでは「もうどうぞお好きにやってください」状態だ。

 

もしも40人のクラスで学級委員を決めるとして、そのうちの9人しか投票せずに自分が選ばれたとしたら、はたしてクラス員の総意で選ばれたと誇りが持てるだろうか。投票すらしなかった31人のために、良かれと働く気力がわくだろうか。

 

どういう経緯であれ、選ばれた以上は役目を果たさなければならないが、全員が投票して(もちろん別の候補に入れる人もいるだろうが)選ばれる場合とでは、やる気に大いに違いが出るような気がする。

 

まして学級運営と違って実際の政治では、美味しい話をもって近寄ってくる相手がいっぱいいるのだ。自分に無関心な多くの人たちより、熱心に自分を求め、見返りもふんだんにくれる人のために働こうという気持ちになってしまう輩も出ようというもの。

 

ここまで選挙というものが人々から遠いものになってしまった以上、何かシステムを改善する必要があると思うけれど、地方であれ国であれ、すでに権力の側にいる人にとっては、森元首相ではないけれど「選挙民は家で寝ていてくれる」のが一番嬉しいことなのだから困ったことである。

 

寝ている世の中に無関心な人たちをどうやって起こすか?恬として民の声に耳を貸そうとしない政権に緊張感を持たせるためには、この難しい命題をなんとか解かなくては始まらないのだけれど・・・。

 

 

ねえ、起きて起きて!  (FUNDOさんのサイトより)