あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

裏を読んでしまうのは・・・

今朝の中日新聞に、今回私たちが集めた住民投票条例制定を求める署名簿の審査が、無期限延長になったという記事が掲載された。

 

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市民から署名簿が提出されると、選挙管理委員会20日間で審査を終了することになっているが、今回よりも1500名分ほど少なかった昨年度も50日以上かかった。

 

市長は争点になるのを避けるためか、来年の市長選前にアリーナの建設業者を決めてしまいたがっているなどという情報も聞こえている中でのこのニュースは、どうしてもいやな予感がしてしまい、選管は中立的な組織であるはずではあるが、「無期限」という言葉の裏に良からぬ魂胆を読んでしまう。審査を無期限に延ばすのなら、アリーナ計画も一旦すべての進行を止め保留にして欲しい。

 

前回の選管の署名簿審査は、言いがかりとしか思えないようなケースもあり、しかも当該者への問い合わせに対する回答は書面に限られ、ポストが遠く投函が困難な高齢者は自動的に代筆を認めたことになってしまい、署名を削除される結果になってしまったという経験から、選管に対して不信感が残ってしまった。

 

選管に限らず、警察・検察・裁判所・・・など、国の機関がその組織の本来の職務を全うせず、権力側の都合に合わせて働くのを、私たちはずっと見せられてきた。この10年ほどはとりわけその傾向が激しいうえに、そうしたことに目を光らせ糾弾するはずの報道機関までもが、いまや権力者側にいる。

 

信じることのできない国を、愛することなどできるだろうか。その国に暮らす人々が信頼できないような国が「美しい国」であるはずがない。

 

経済大国でなくてもいい。まして、軍事大国などであって欲しくはない。ただ、周辺の国と仲良くでき、遠くの国々にも敬意を持たれる国であって欲しい。贅沢できなくても良いから、政治や法律を信じて、日々穏やかに暮らせる国であって欲しい。こんな当たり前のことが、手の届かない遠い遠い夢のように感じられるのはなぜなのだろう。

 

 

安心しきって寝られる場所があって幸せだね! (ねとらぼさんのサイトより)