あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

官と民と、その陰にあるもの

今回の被災地が半島の先であるため、片側からしか近づくことができず、しかもその道路も被害を受けていて思うように通行ができず、それが援助物資がなかなか届かない理由の一つだとか。それにしてもこの寒空に何もかもが不足していて、水さえも何日ぶりかで届いたという被災者の談話に胸が痛む。

 

一方、炎上した日航機のほうは、奇跡的に一人の犠牲も出なかった。事情が分かって来るにつれ、乗客も落ち着いていて取り乱す人や自分勝手な行動をとる人がいなかったことが幸いだったようだが、何と言っても冷静的確なCAの判断の賜物のようだ。

 

さすが民間の方は、何かあれば経営に直結するからちゃんと訓練ができているのだと感心していたら、どうもそうではないらしい。経費節減のため、こうした非常時の訓練をどんどん減らす会社側に対し、これではお客様の安全が守れないと労働組合が抗議し、自主的な訓練なども行っていたという意見をXで目にした。また、機体のドアの数より一人多い乗員の配置も組合が求めた結果で、それがあったからこそ今回の奇跡につながったようだ。

 

本来なら国民の安全を先頭に立って守るのは政府だと思うが、すっかり「今だけ、金だけ、自分だけ」を平然とモットーとして恥じないようになった政府からは、さっぱり被災地救援の熱意が伝わってこない。

 

また今回の日航機の事故の陰には、首都東京の空が、自分の国の空でありながら自由に飛べないという事情も影響しているのではないかという意見も心に留めておきたい。

 

 

今日このエントリーを書くにあたってお金にまつわることわざを探していたら、「金と塵は積もるほど汚い」というものを見つけた。政界・財界の上つかたに君臨し、もう腐るほど富を築いているであろう方々ほど、欲の皮が突っ張っていること!と感じることがしばしばなので、このことわざを見つけてなるほどなあと感心してしまった。

 

 

これも、これも、アタシのなの! (Infoseekニュースさんのサイトより)