あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

懐かしい名前に思う

先週の土曜日、朝起きていつものようにテレビをつけると、『あの人に会いたい』をやっていた。そうか、今日は土曜日だ・・・と思う。

 

その日は赤松良子さんだった。それこそ、『虎に翼』の三淵嘉子さんたちが切り開いた道に続いた人物だ。「細川内閣で民間から文部大臣に登用された」というナレーションを聞いて、ああ、まだこの頃はこうした人が登用される政治が行われていたのだなあという感慨に襲われた。

 

それが1993年のことだから、本当にこの30年ほどでこの国の政治も劣化してしまったものだ。いまや政治の世界に良識を持った人物などいるのだろうかと怪しまれるほど、私利私欲に走る品性下劣な人物ばかりになっている感じがする。

 

毎日まいにち、権力者が立ち場を利用して私腹を肥やすことか、公共財を使って稼ぐことのニュースばかりが目に耳に入って来てうんざりしてしまう。30年続くこの汚れきった風潮に一般市民は辟易し、権力に取り込まれたマスコミは批判を忘れ、悪事に走る者たちは開き直って恥じる様子すらない。

 

恥知らずたちは、「あなたたちは裸だよ!」と大声で嘲笑してやらなければ、裸同士で威張りあっている世界にいるのだから、そのみっともない姿に気付かないのだ。けれども、肝心なその輪の外にいる者たちも、多くはその裸の饗宴をうらやましげに涎を垂らして眺めているのだから始末が悪い。

 

「2030年頃から奇妙な病が流行り出し、多くの人が苦しんだ。その病の原因は悪政によるストレスだった」などというニュースが将来流れることになるやも・・・と想像してしまうのだが、実際はそれほど現状に心を痛めている人間は多くはないのかも知れない。

 

インターネットは、どうしても自分の興味ある分野のことばかりが目につきやすいので、多くの人がこの政治状況に危機感を抱き悩んでいると思ってしまいがちだけれど、それはほんの一面で、投票に行かない人が半分もいることで分かるように、大半の人々は特に不満も抱かずに生きているのかも知れない。

 

そういう人々のことまで心配して、ストレスで病気になるのでは合わないなあと思うが、それでも理不尽なことを知って平気でいることは出来ない性分の人間は仕方がない。なんとかうまくこのストレスを発散する方法を見つけて、気長に状況の改善を図っていくしかない。

 

 

今日はご近所さんに頂いた手作りの朴葉寿司をお昼に。