あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

LINE会議初挑戦

世はリモートワーク全盛の感があるけれど、仕事をリタイアした身にはあまり関係ないと思っていた。ところが、この秋あたりにスタートすることになりそうな、新しいNPO法人の設立メンバー5人のミーティングを、こんな時期でもあり、リアルで会わないでやってみようという代表の呼びかけで、一昨日の夜、LINEを使って行われた。

 

長男とはLINEで顔を見ながら話し、途中で嫁や孫の声も入ってくるという経験はしているが、正式な(?)複数での会話というのは初めてだ。どうやって受けるのだろう、話しづらいなんてことはないのだろうかと少々緊張しながら予定の時刻を待った。

 

案ずるより産むがやすし。画面に表示された「参加」というボタンを押すだけという簡単さ。特に時差を感じるでもなく、声がかぶさっても問題なく、ただ同じ場に肉体がない、というだけだった。今回はより気軽に参加したいからということで映像なしの音声のみだったが、これで映像をつければ皆の表情も分かり、さらに臨場感が増すことだろう。こんなことが無料のソフトでできてしまうなんて、なんと便利な時代になったものだろう。

 

サイボウズの青野社長が頑張らなくても、こんな便利なもの(リモートワーク)が普及しないわけがないだろう。会議のための出張はもちろんのこと、単身赴任の必要性もかなり低くなるだろうと思う。それなのに、リニアモーターカーなんて時代錯誤なものを、まだ推し進めようとする人たちがいる。利権が絡むと見えるものも見えなくなってしまうようだ。でも、負の遺産を残される次世代の人たちのことを考えて欲しい。もう仕事での移動は必要最小限に減るだろうし、レジャーならむしろ「ゆっくり」が贅沢だ。

 

仕事のうちのかなりの部分が、出社しなくてもできると気づけたことは、コロナ禍での良かったことの数少ない一つだ。このまま出勤する人が減れば、エッセンシャルワーカーと言われる、リモートではできない仕事の人も助かるだろう。満員電車が改善されれば、世界共通語になってしまった、情けないCHIKAN問題もだいぶ事情が変わってくることだろう。

 

どうもこの国は、内部から自発的に変わっていくということが苦手なようで、外から有無を言わさず圧力をかけられないと、次のステージに行くことができない。あのとんでもないトップも、なにか大変な外圧でもないと替えられないとしたら、情けないことではあるけれど。

 

 

f:id:yonnbaba:20200709143747j:plain

猫の集会は、当分リアルでいきますニャ(画像はネコペディアさんのサイトからお借りしました)