今までにも何度か触れた、頼まれて関わっているNPO法人が、いよいよ動き出している。書類面で手伝って欲しいとのお話をいただいたのが4月で、申請書類を最初に出したのが6月、何度も返されて修正し、最終的に審査に通ったのは10月だった。そして早速日本財団の助成金の申請を済ませた。結果が分かるのは来春。
その間にも、実働隊のほうは着々とイベントや活動を行っている。採算がとれるようになるには時間がかかると思うので、なんとか助成金が受けられるようになって欲しいと願っている。同時に、他にも適当な募集がないかを探していかなければと思っている。
子供・大人・高齢者・障害者・外国人などさまざまなカテゴリーに分けられ、それを横断しての人間関係が希薄になっている日本社会の隙間を埋め孤立化を防ぐため、多世代・多文化の交流を通した「自分らしくいられる居場所」をいっぱい作りたいというのが、このNPO法人の目指すところだ。
きちんと行政の手が届いて、こうした活動が不要になれば一番いいのだろうけれど、自助・共助が声高に叫ばれる政治では、なかなかそうした社会が到来する日は遠そうだ。
結婚したいと考える若い人が減り、またしたくてもできないほどの劣悪な労働環境でもあるし、家族の形も変わってきている時代、地域社会を温かみのある居心地の良いものにするのは、こうした新しい人間関係の場、かも知れない。
出来あがったパンフレット