悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意思によるものである。
気分というものは、正確に言えば、いつも悪いものなのだ。
だから、幸福とはすべて、意思と自己克服とによるものだ。
『迷える者の禅修業』の中よりフランス人哲学者アランの言葉
一時期、読んだ本やら生活の中で出合った、心に残る言葉を記録していた。つれづれにパソコンの中のデータを見返していて、そのファイルを久しぶりに開いてみた。
上掲のアランの言葉は2011年の5月に書き留めているので、『迷える・・・』の本を手にしたのは、東日本大震災の影響かと思われる。人は言葉で傷つきもし、言葉で救われもする。
「気分というものは、正確に言えば、いつも悪いもの」だと言う。何事もなくても、悪いのがデフォルト。それなのに、今はあまりにも実際的に悪い出来事が起こり過ぎているのだから、幸福な気分でいるためには、大変な意思と自己克服を必要とするわけだ。
押しつぶされないよう、頑張りましょう!
お疲れの皆さんにエールを送るニャ。サンサンナナビョーシ!
(画像はboketeさんのサイトから)