あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

辛口批評に「やぶさかではない」

営業成績5期連続ナンバー1の敏腕社員速水(波瑠)は家事が非常に苦手で、足の踏み場もないような部屋に住んでいる。その後輩の山本(高杉真宙)は家事能力抜群で、速水を慕う山本の提案で、男女逆転の「大黒柱」・「嫁」として同居生活をすることに・・・ということから始まるドタバタ物語が『わたしのお嫁くん』。

 

このドラマが放送される水曜日の10時は、私は他の番組を録画するためこちらは録画することができず、見逃し配信で3話(放送は4月19日)まで見た。この3話では、2人が同居用の新しい物件を見つけて転居したため、会社に住所変更届を出し、それを処理する山本の同期の人事部の赤嶺(仁村紗和)は、どういうことかと山本を問い詰める。

 

こんなことが社内に知られたら、先輩と自分が付き合っているといううわさが広まるから、絶対に秘密にしてくれと山本が頼むシーンで、「いや、最悪そう思われても、俺はやぶさかではないんだけど」というセリフがあった。

 

ああ、またこれで「やぶさかではない」という言葉の誤用が広まっていくんだろうかと思ってしまった。脚本は橋本夏という方で、いくつくらいの人だろうと思い調べたが、まだ情報が少なく、過去の作品は出てきたが年齢は分からなかった。

 

 

仕事で言葉を扱う人は、自分がしっかり理解していない言葉を使うのは避けてほしいし、使いたければせめてちょっと調べてほしい。そしていつも言っていることだけれど、テレビなどメディアでは複数の人が制作にかかわるはずなのだから、誰か気づく人がいて欲しいと思う。

 

敏腕社員という設定の波瑠さんのセリフ回しにもどうにも馴染めなくて、残念ながら、私はこのドラマの視聴から脱落する。

 

 

こちらが原作らしい。