あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

風に飛ばされそうになりながら

また一か月たったので髪のカットに出かけた。ものすごく風が強くて、手提げバッグは風に巻かれて舞い上がり、体も今にも飛ばされそうになる。こんな日に出てきたことをちょっと後悔するが、明日は人前で話す役目があることだし、どうせならやはり今日カットしておこうと、頑張って風に逆らって歩いた。

 

こんな強風の中、高所作業車に乗って作業している方たちがいる。先週は並木の枝を払っていたが、今日は電柱に取り付けられた何かをいじっているようだった。暑かろうと寒かろうと風が強かろうと、気象条件の良い日だけを選んで作業することなど無理なことだろう。

 

こうして働いてくださる方がいるおかげで、私たちはつつがなく暮らすことができている。私腹を肥やし、仲間に便宜を図ることしか考えていないかのように見える政治家たちと、どちらが尊い仕事だろうか。いや、本来は政治こそ、困っている人や弱い立場にいる人のために働ける、非常に尊い仕事のはずなのだけれど・・・。

 

帰り道、コンビニの入り口のポストに手紙を投函し、市民館で本を返却し、新たに借りる本を選ぶ。退職してここを利用し始めた頃は、一度に3冊くらい借りたものだが、近頃はたいてい1冊だ。しかも上下巻本とか内容の重そうなものは敬遠してしまう。

 

退職して10年という時間が経過し、読書への熱量も低下したが、読書に限らず、10年分の経年劣化が進んでいるということだろう。2015年には駅前のスタンディングにも、週に4日も5日も出かけていたのだから。

 

それに、経年劣化以上に意欲を減退させているものは、日々目にするひどい政治の状況だ。あまりに蛙の面になんとかの厚顔無恥な連中相手に、むなしさを覚えるばかり。諦めたら相手の思うつぼと自分を叱咤するが、近頃は足元でもアリーナ問題という火がつき、ますますエネルギーは消耗するばかり。どうやってエネルギーチャージをしたら良いだろう・・・。

 

私も、ラッコのメモとともに、美味しい料理を配達してくれるテオくんが欲しい!(テオくんは新ドラマ『Eye love you』に登場する韓国人留学生)

 

 

テオくん。チェ・ジョンヒョプさんは韓流ドラマ『無人島のディーバ』でもよくヒロインと屋上にいたっけ・・・)