あとは野となれ山となれ

たいせつなものは目に見えないんだよ

今日も災害について勉強

民生委員の全体研修。テーマは「災害時要配慮者支援について」。認定特定非営利活動法人レスキューストックヤードという団体の代表のお話を聞いた。2002年に設立し、今までかなりの被災地での活動経験があるそうだ。

 

今日は今年の元日に起きた能登半島地震の話を中心に、阪神淡路・東日本・熊本などの地震時のことなども比較の対象として紹介された。

 

その資料の中で目についたのは、やはり避難所のお粗末さだ。約30年前の阪神淡路の時と比べて、その経験から通路の確保ができるようになったとか、地域ごとに場所が確保されるようになったなどというものの、プライバシーのなさや設備の劣悪さや物資が速やかに届かないなどの根本的で重要な問題はあまり改善が見られない。

 

それから熊本地震の特徴として災害関連死の多さが目についたが、今回の能登半島地震は現時点ですでにその数が熊本の205人を超えている。もちろん災害による直接の死者数にも大分差はあるが、能登地震の犠牲者はまだこれからも増え続けるだろう。

 

災害関連死というのは、おもに人災なのではないだろうか。

 

民生委員としては、まず第一に自分の身を守ること。それから家族親族。そして要支援者への援助をと言われた。今まで8年間の民生委員担当期間が平穏であったことに感謝しかない。

 

残りの1年間、私の担当地区は高台の鉄筋コンクリートの集合住宅なので、避難所生活になる確率は低いと思うけれど、いざ大災害が発生したとき自分に何ができるか、普段から時々シミュレーションしてみるようにしなければと、改めて気持ちを引きしめる。