あとは野となれ山となれ

たいせつなものは目に見えないんだよ

今日も防災の話

民生委員の研修。市の防災危機管理課の人を講師に招いて「今すぐ防災!災害待ったなし」と題する講演を聴いた。

 

元日の能登半島地震に応援に行った話や、東日本大震災時に家庭内などで撮影された実際の地震時の動画などもあった。話の中に「災害に備えてできること」として、家具をL字金具で固定するということが出てきたが、実際の大震災時の動画の揺れを見ると、こんなL字金具で固定したくらいでは、かえって壁を傷つけるだけで、とうてい家具の動きは止められないのではないかという気がした。

 

今月初めの地域の講演会と言い、近年あちこちで相次ぐ大災害に、行政側も住民の自助の力をつけてもらわないと大変だと思っているのか、以前にもまして防災意識の周知活動に力が入っているような気がする。

 

研修を終えて帰宅。メンバーの車に乗せてもらったので3時に終了して3時20分には汗一つかかずもう家に着く。会場の中は長袖のジャケットを羽織っていて丁度良い温度に冷房されていたし、暑かったのは会場を出て市役所の駐車場に入るまでの数分だけだったが、それでもやはり家に着いての一服にはアイスティーをいれる。夏でもめったに冷たいものを飲まなかった私だが、近頃は冷たいものにすることが増えた。近年の高温化と関係があるのだろうか。

 

今までの人生のかなりの期間、大地震がいつ来てもおかしくないと言われながら、それでも運よく大地震にもその他の大災害にも遭わずに過ごしてきた。73年も生きればもういつ人生の幕が下りても悔いはないけれど、願わくば日本のあの「避難所」というところを経験せずに終わりたいものだと思う(今もその避難所で暮らし、知事に心無い言われ方をしている方々がいることには心が痛む)。

 

人生が終わることは怖くないが、避難所での生活が長引くこと、半壊した建物の下敷きになって長いこと救助を待つことが怖ろしい。でもこうしたことは、個人の願いや努力でなんとかなることではない。心配したりビクビクしていても事態が良い方に向かうわけではないのだから、運を天に任せてなるべく明るく過ごすようにしよう。もちろん、できるだけの準備はしたうえで・・・。

 

 

災害に備えるニャッ!  (かご猫Blogさんのサイトより)